iPhone5sの電池切れによるバッテリー交換

iPhone5sの電池切れによるバッテリー交換についてまとめています。
他にもアイフォンが故障した場合の対処法や修理依頼の流れ、修理費用の比較なども丁寧にまとめています。

iPhone5sの電池切れによるバッテリー交換

iPhoneを使い続けるのと比例してバッテリーを浪費していきます。初期のiPhoneと比べると飛躍的にバッテリーの持ちは改善されていますが、iPhone4、iPhone5、iPhone6とニューモデルが登場するたびに端末自体の性能がアップしたことで、その分消費電力もかかっているのが現状です。

更に液晶パネルの性能も向上しており画面が綺麗に表示される反面、こちらも多くの電力を消費します。ニューモデルでも電池の減りが早いと感じるのはそういった背景があるためです。

この電池の減りの早さは今後も変わることがないと言われています。理由としては、先ほど説明したようにリチウムイオンバッテリーが向上しても新しい機能が搭載されバッテリー消費度も高まっているからです。

バッテリーは消耗品です。iPhoneに限ったことではなく高性能となったスマートフォン全般に言えることですが、バッテリーは思っているほど長く持ちません。使い続けていけば必ずバッテリー交換が必要となります。

iPhone5sのバッテリー容量は1570mAh/3.8V/となっており、メーカーであるAppleによると、正しく整備されたiPhoneのバッテリーは、フル充電/放電サイクルを400回繰り返すと完全に充電しても元の容量の80%までしか充電できなくなるとのことです。

このことからもバッテリー交換の時期としては、購入から1年と言われています。頻繁に利用する方は1年持たない場合もありますが、バッテリーは使い続けると膨張したり別の不具合がでてきますので、適度なバッテリー交換修理をオススメします。

目次

iPhone5sの特徴

iPhone5sは、iPhone5シリーズの中でも上位機種になります。機能も格段と高性能になっていますので、いくつかの特徴を説明します。

①カラーラインナップに新色を追加

iPhone5cを除いてこれまでのiPhoneのカラーといえば「白」と「黒」の2色しかありませんでした。ところがiPhone5sからは新色の「ゴールド」がラインナップに加わり3種類となっています。ベースカラーはホワイトとなっていますが、ゴールドになったことでより一層高級感が増しています。

②指紋認証「Touch ID」搭載

iPhone5sでは、ホームボタンに指を置くだけでiPhoneにアクセスが可能になった指紋認証センサーが搭載されています。指紋認証センサーはホームボタンに搭載されており、ロックを解除するだけでなく、AppStoreでアプリ等を購入する際にパスワードの入力が不要となります。また、複数の指紋も登録できるようになっており、自分以外の家族の指紋を登録することも可能です。

ただし、ホームボタンの指紋認証センサーが搭載されたことにより、従来のホームボタンなどの修理方法では、指紋認証機能は効かなくなりますので、その場合はホームボタン自体を交換する必要もでてきます。高性能になった分、修理方法も変わってきますので、修理をされる場合は注意しましょう。

③A7プロセッサ&M7

iPhone5sには64bit対応のA7プロセッサが搭載されています。これは世界初の64bitスマートフォンが生まれた事を意味します。これまでのA6プロセッサと比べ、iPhoneの処理速度とグラフィック性能は2倍となっています。ちなみに初代iPhoneから比較すると40倍の処理速度と誇ります。

iPhone5sは組み込み向け3DグラフィックスAPI「Open GL ES 3.0」にも対応しているので、コンピュータやゲーム機でしか表現できなかったビジュアルを体験することができるようになっています。さらに、モーションや加速度センサー専門の仕事をする、M7コプロセッサが新たに搭載されたことにより、人の動きを常にM7が監視します。

  • 寝ている時は電波を探しにいかずにバッテリーの消耗もを抑える。
  • 車で移動中は近くのWi-Fiをひろわない。

といった制御ができるようになっています。主人の動きをiPhoneに伝え、適切な処理をA7プロセッサに依頼をする執事のようなイメージです。

④カメラ性能がパワーアップ

iPhone5でも十分な性能だったカメラですが、こちらも大幅に進化しています。カメラのセンサーは15%大きくなり、開口部はf/2.2になりました。これにより光を多く取り込む事ができ、より綺麗な写真を撮影することができます。

動きのある被写体を確実に捉える新機能もあり連続バーストモードでは、1秒間に10連写ができるようになりました。懐中電灯代わりに使われる事が多かったLEDフラッシュも色の違うLEDライトを2個搭載しており、True Toneフラッシュにて適切なフラッシュ強度と、色温度を設定してくれます。

ビデオ撮影(動画)も120fpsでの撮影ができるようになり(720pで保存)、好きな場面をスローモーションで再生することができたり、動画撮影中に3倍ズームをすることもできるようになりました。

⑤バッテリー駆動時間

iPhone5sでは、iPhone 5に比べてバッテリーの駆動時間が少し伸びています。具体的には3G通話10時間、3Gブラウジング8時間、LTE ブラウジング10時間、Wi-Fi ブラウジング10時間。連続待機時間が250時間となっています。

バッテリー容量もiPhone5のバッテリー容量1440mAhに対して、iPhone5sのバッテリー容量は1570mAhとなっています。この数字から、iPhone5と比較すると約10%ほど増えたことになります。

iPhone5sのバッテリーが原因のトラブルや症状

バッテリー交換は何もバッテリーが消耗して交換するだけではありません。ここではバッテリーの寿命が原因で起こりうるiPhoneのトラブルを紹介していきます。

①システム破損

不安定な電圧によって起きるリンゴループやバッテリーの認識不良により本体が起動できずに初期化が必要になる場合があります。この状態でAppleStoreに連絡し診断してもらうと「バッテリーには異常は無い」と言われることもありますが、本体が起動しないのでどこかに異常が起きています。

iPhone5系の場合、「バッテリーに異常は無い」などということはありえませんので、バッテリー異常の可能性はあることを認識してください。。また、本体が起動できなければデータのバックアップも取れなくなってしまいますので、日ごろからバックアップはとるように心がけましょう。

②異常発熱

劣化したバッテリーは、異常な発熱を起こすことがあります。特に充電器を繋いだ状態で使用すると、高温になりますので注意してください。また、異常高温が続くとロジックボード(メイン基板)にダメージを追ってしまい、最悪起動しなくなってしまいます。

③バッテリー膨張による液晶パネル破損

バッテリーの劣化が進行すると、iPhone内部でバッテリーが風船のように膨張し始めます。正常品のバッテリーの厚みは約3mm程ですが、バッテリーが風船のように膨張すると倍以上の厚みにあることもあります。

倍以上に膨張すれば、ほぼ間違いなく液晶パネルが内側から押し上げられて破損します。他にも数ミリ程度の膨張であってもフロントガラスが剥がれてしまったりすることも多々有り、最悪、破裂する危険性もあります。そうならないためにも液晶パネルの浮きが数ミリでも確認できた時点で早急に修理するようにしましょう

④いくら充電しても赤いバッテリーマークが表示される

LightningUSBケーブルからいくら充電しても充電されずに赤いバッテリーマークが表示されている場合があります。このような場合は、バッテリー側の故障とライトニングコネクターの故障の2つが考えられますが、ほぼバッテリーに異常があるとを疑って良いでしょう。バッテリーが空っぽの状態から充電を開始すると、15分も充電すればiPhoneは起動します。

⑤バッテリー残量が20~30%程度残っているのに電源が落ちたり再起動が掛かる

長年使用しているとバッテリー残量が20~30%程度残っていても突然電源が落ち再起動がかかることがあります。これは完全にバッテリーの劣化による症状になります。まれにスマホアプリの相性による再起動なども見受けられますが、スマホアプリが原因での再起動であればバッテリー残量100%でも起きますので、20~30%程度で再起動がかかる場合は、バッテリーの交換を検討するようにしてください。

尚、バッテリーが残っている状態で再起動がかかる症状については、iOS9.2の不具合によるバッテリーの異常減少も確認されています。この場合は、最新iOSへのアップデートで改善される場合もありますので、こちらも念のため試してください。

バッテリー交換時の対応の流れ

「iPhone5sのバッテリーが原因のトラブルや症状」の中で1つでも当てはまるものがあったら、念のためバッテリー交換の対応が必要かどうかのチェックをすることをオススメします。AppleホームページでのセルフチェックやAppleの正規サービスプロバイダ、非正規のiPhone修理業者でも診断してもらえますので、こちらではバッテリー交換時の対応の流れを解説していきます。

1.Appleのオンライン不具合チェックサービスで確認

地域によってはAppleストアが近くになく直接iPhone5sを見てもらうことができない場合もあります。そういった時は、Appleホームページで自分のiPhone末端の状態を簡単に確認できるサービス「オンラインサポート」を利用しましょう。こちらは、iPhone以外のアップル製品をリモートで端末の状態を確認し、不具合の有無やその対応策も教えてくれる便利なサービスです。しかし、こちらの診断はあくまで簡易的なものになりますので、こちらで異常がなくても日常使用している中で異常と感じたら直接持ち込んで診てもらうようにしましょう。

ちなみに不具合チェックサービスは以下のような流れになります。

  • ①オンラインサポートにアクセス
  • ②デバイス(端末)でPhoneを選択
  • ③チェックしたい項目で「バッテル、電源、及び充電」を選択
  • ④不具合の症状を選択
  • ⑤基本的なシステム情報をAppleへ送信
  • ⑥オンラインサポートチェックの開始・終了
  • ⑦診断結果の表示
  • ⑧不具合の解決方法の選択(郵送修理、アドバイザーとの通話、後日電話、チャット、持ち込み修理)

簡易診断で「バッテリー関係に問題アリ」と異常が発生した場合は、その対応方法が提示してくれます。主に郵送でiPhoneを送り修理してもらうとかAppleストアに直接持ち込んで対応してもらう、アドバイザーにアドバイスを受けるなどがありますが、本体に異常がなければバッテリー交換をしてもらうほうが確実です。

尚、一部のiPhone5のバッテリー駆動時間が急に短くなったり、頻繁に充電することが多くなったといった報告を多く受けたことでAppleが要件を満たした機種にはバッテリーを無償で交換する「iPhone5バッテリー交換プログラム」を発表しました。

バッテリー無償交換の要件を満たしているかについては、「iPhone5バッテリー交換プログラム」にアクセスし、シリアル番号を送信することで対象かどうか分かりますので、こちらも確認してください。

2.iPhoneの修理サポート「Apple Care+ for iPhone」とは

iPhone5sのバッテリー交換が必要で「iPhone5バッテリー交換プログラム」を受けられない場合は、まずはAppleの保証プログラム「Apple Care+ for iPhone」の加入の有無を確認していきます。こちらに加入しているとiPhone5シリーズ以外でも要件を満たせばバッテリーを無償で交換してくれるサービスもあります。

アイフォンを購入した際に、購入後1年間のハードウェア製品限定保証と90日間の無償電話サポートが標準保証(無料)として付いてきます。こちらは、iPhoneの本体・付属品を1年間保証するサービスですが、フロントガラスの破損や水濡れによる故障は保証対象外となります。

無料の標準保証ではフロントガラスの破損や水濡れによる故障は保証対象外ですが、保証内容を充実させた有料の「Apple Care+ for iPhone」というものがあります。

こちらは、Appleの保証プログラムで「Apple Care+ for iPhone」に加入していれば、保証とサポートが1年間から2年間に延長されます。iPhoneの購入日から30日以内であれば加入することができますが、30日を越えるといかなる場合でも加入することはできません。

こちらのサービスは電池性能が80%未満になってしまったバッテリーを無償で交換してくれるサービスもありますが、2015年4月9日以降に購入したAppleCare+のみとなりますので、iPhone5系は対象外となります。(2015年4月9日以前に購入した端末は従来通り劣化基準は50%のまま)しかしながら2016年3月4日より「Y!Mobile」よりiPhone5sの再販が決定していますので、こちらについては対象になる可能性が高いので、確認する必要があります。

ちなみに「Apple Care+ for iPhone」の料金は、「iPhone6s」「iPhone6sPlus」が14,800円(税抜)で、それ以前の機種は12,800円(税抜)となります。

ハードウェア製品限定保証期間無償電話サポート期間料金(税抜)加入条件
通常保証1年間90日間無料購入と同時に自動加入
Apple Care+ for iPhone2年間2年間「iPhone6s」「iPhone6sPlus」14,800円購入日から30日以内
それ以前の機種12,800円

保証プログラムの内容については、過失がなくiPhoneの不具合によるものは保証期間中無償で修理サービスを受けられますが、過失や事故によって破損させた場合は通常の修理費用より低価格で最大2回まで受けられるというものになります。

「Apple Care+ for iPhone」に加入していれば、iPhone6のフロントガラス交換の料金は7,800円(税込)ですが、未加入の場合は12,800円(税抜)と若干割高な程度で加入してもたいして差がないと思うかもしれませんが、実際には画面交換だけでなく本体交換となることの方が多いようです。

そうなるとそれ以上の費用がかかってきますので、iPhone購入時には「Apple Care+ for iPhone」に加入するかじっくり考えた方がよいかと思います。

「AppleCare+」に加入「AppleCare+」に未加入
iPhone 6s Plus11,800円(税抜)16,800円(税抜)
iPhone 6s11,800円(税抜)14,800円(税抜)
iPhone 6 Plus7,800円(税込)14,800円(税抜)
iPhone 67,800円(税込)12,800円(税抜)
iPhone 5s、iPhone 5c7,800円(税込)14,800円(税抜)
iPhone 54,400円(税込)14,800円(税抜)

「Apple Care+ for iPhone」に加入していない場合、自己負担でバッテリー交換の費用は9,400円(税抜)になります。尚、AppleもしくはApple正規プロバイダに修理依頼をする場合は、データが消去されて戻って来ますので必ずバックアップを取ってから依頼して下さい。他にも郵送での依頼については、iPhoneを発送してから約1週間程度かかりますので、緊急を要する場合は郵送は避けた方がよいです。

また、バッテリー交換に伴うハードウェアの修理でもApple認定技術者がサポートしてくれるので安心です。修理に二の足を踏んでしまう理由の1つは、料金がよく分からないのとiPhoneの修理費用が高いことです。まずは、「Apple Care+ for iPhone」に加入しているのか、保証の対象期間内なのかを確認してください。

通常保証期間内または「AppleCare+」に加入保証対象外
バッテリー交換 (全モデル)無料9,400円(税抜)

※通常保証期間内または「AppleCare+」に加入している場合は、バッテリー容量が本来の80%未満しか維持できなくなった時点でバッテリーを無償交換。

3.iPhoneの修理サポート「Apple Care+ for iPhone」の確認方法

「Apple Care+ for iPhone」に加入しているかどうか確認する方法は、Appleの「保証状況の確認」から確認することができます。

「保証状況の確認」へアクセスし、テキストボックスにiPhoneのシリアル番号を入力すれば、「Apple Care+ for iPhone」に加入しているかどうかを確認できます。

シリアル番号が分からない場合は、iPhoneの「設定」>「一般」>「情報」にシリアル番号の項目がありますので、そちらから確認してください。

「Apple Care+ for iPhone」の加入の有無を確認したら、次はNTTドコモ・ソフトバンク・au(KDDI)の通信事業者が独自で提供している保証プログラムを確認していきます。独自の保証プログラムに加入している場合は、通常より安い金額で修理してもらえるので、こちらも念のため確認していきましょう。

4.通信事業者による保障サービス加入の確認

iPhoneを販売している通信事業者はNTTドコモ・ソフトバンク・au(KDDI)の3キャリアになります。それぞれアイホンを修理する際の保証について独自のサービスを展開しており、内容も異なってきます。

NTTドコモの場合は、「Apple Care+ for iPhone」より対応範囲が広く手厚い保証となっており、ソフトバンク・au(KDDI)については、修理代の一部が還元・返金される内容となっています。

独自の保証プログラムに加入していたことを忘れている方も多いので、記憶に無くても念のため確認するようにしましょう。

4-1.NTTドコモの「ケータイ補償サービス for iPhone & iPad」

NTTドコモでは、iPhoneの破損から水濡れ、盗難、故障やAppleが補償していない紛失まで補償する「ケータイ補償サービスfor iPhone & iPad」を提供しています。

支払い方法については一括払いではなく月額料金での支払いとなり、「iPhone 6s」「iPhone 6s Plus」が750円(税抜)、「iPhone 6」「iPhone 6 Plus」「iPhone 5s」が600円(税抜)、「iPhone 5c」が500円(税抜)となります。

故障時のサービス利用料金は、水濡れ・全損・紛失・盗難・破損・故障など全て一律の料金となっており、「iPhone 6s」「iPhone 6s Plus」は1年間に2回まで11,000円(税抜)、「iPhone 6」「iPhone 6 Plus」「iPhone 5s」「iPhone 5c」は、1年間に2回まで7,500円(税抜)で利用できます。

また、「AppleCare+ for iPhone」では、2年間の期間が設けられていますが、NTTドコモの「ケータイ補償サービスfor iPhone & iPad」は期間はなく月額料金を支払っている間はサービスを利用できることもメリットの1つです。「AppleCare+ for iPhone」では保証対象外の紛失・盗難を保証してくれるのも大きいです。

ただし、「AppleCare+ for iPhone」ではiPhone本体だけでなくバッテリーや付属のイヤフォン、Lightningケーブルなどの付属品も保証対象ですが、「ケータイ補償サービス for iPhone & iPad」はiPhone本体のみが対象でバッテリー交換や付属品は対象外となります。Lightningケーブルは、よく断線することも多いため保証対象に入れて欲しいところですが、こういったデメリットもあります。

純粋にバッテリーの劣化によるバッテリー交換は補償サービスの対象外ですが、バッテリーの持ちが悪い原因がiPhone本体側にあった場合には補償の対象となります。この場合はバッテリー交換ではなく本体ごとの交換となりますが、ドコモでは原因の切り分けは行いませんので、Appleのサポートセンターの判断となります。

尚、「ケータイ補償サービス for iPhone & iPad」の加入条件はiPhone購入日を含めて14日以内の申込みかつ、申込み時に故障していないことが条件となります。

「ケータイ補償サービスfor iPhone & iPad」に契約しているかの確認については、ドコモの携帯電話・スマートフォンからは「15711」、それ以外は「0120-21-360」に問い合わせると契約状況を確認することができます。(受付時間:9:00~20:00))

契約している場合は、そのまま対応手続きができ、手続きが完了すると1~2日以内に指定した住所へ交換電話機が送られてきます。

契約状況が分からない方は、問い合わせより確認してみましょう。

ケータイ補償サービス for iPhone & iPadiPhone 6s,
iPhone 6s Plus
iPhone 6、
iPhone 6 Plus、
iPhone 5s
iPhone 5c
月額料金(税抜)750円600円500円
サービス利用料金(税抜)1年間に2回まで11,000円1年間に2回まで7,500円
補償範囲一部破損・全損・水濡れによる故障・紛失や盗難・ハードウェアの故障・購入から1年を超えた自然故障
※1年未満の自然故障については、Appleの公式サポートでの対応となります。
加入条件iPhone購入日を含めて14日以内の申込みかつ、申込み時に正常な状態であること
※破損や故障している場合は加入できません。
加入方法ドコモショップなどの窓口かドコモインフォメーションセンターで申込みできます。
4-2.ソフトバンクの「あんしん保証パック(i)プラス」

ソフトバンクでは、AppleやNTTドコモのようなiPhoneの修理を依頼するサービスはありませんが、アップルが行っているピックアップ&デリバリー修理サービスおよびApple正規サービスプロバイダで行われた修理に限りそのかかった費用の一部を還元する保証サービス「あんしん保証パック(i)プラス」を提供しています。

支払い方法についてはこちらも月額料金での支払いとなり、機種に関係なく一律で650円(税抜)となります。「あんしん保証パック(i)プラス」では、故障・破損・水漏れなどで支払った修理費用(税抜)の80%以上を月々の利用料金から割引という形で還元します。ただし、申込み時期や機種によって利用料金からの割引上限額が決められています。

全損・盗難・紛失した場合は、会員価格での同一機種への交換か指定機種への機種変更ができ、ドコモでは補償対象外だったバッテリー交換についても「Apple Care+ for iPhone」の対象内ですので、交換代金(税抜)の80%以上を月々の利用料金から割引もしくは、ソフトバンクカードの「プリペイドチャージ」へ一括還元されます。

バッテリー交換する際はAppleStoreまたはApple正規プロバイダへ修理依頼するようにしましょう。

他の大きなメリットとしては水没や破損などでデータが閲覧できなくなった場合のメモリーデータ復旧を無料で利用することができる点です。

還元の方法としては、AppleStoreまたはApple正規プロバイダでバッテリー交換修理してもらうと修理完了時に「請求書」または「修理完了報告書」が発行されます。こちらを最寄りのフトバンクショップまたはソフトバンク取扱店へ持参して申請すると還元されます。また、「My SoftBank」から「請求書」または「修理完了報告書」を写真撮影し、アップロードすることで申請ができますので、店頭にいけない場合でも便利です。

尚、一度「あんしん保証パック(i)」のサービスを利用されると6ヵ月間は再度利用することができませんので、その間は故障しないよう大切に使用するようにしましょう

「あんしん保証パック(i)プラス」に契約しているかの確認については、「My SoftBank」>「安心・便利サービス」>「あんしん保証パック(i) 修理代金の還元」の「申請する」から確認することができます。

契約状況が分からない方は、「iPhoneの保証」から確認してみましょう。

あんしん保証パック(i)プラスiPhone 6s,
iPhone 6s Plus
その他のiPhone
月額使用料(税抜)650円533円
総額(計24回払い)14,800円12,800円
サービス内容
故障・破損・水濡れ保証期間外の故障・破損・水濡れで支払った修理代金(税抜)の80%以上を
月々の利用料金から割という形で還元します。
全損・盗難・紛失全損・盗難・紛失があった場合は、会員価格で同一機種もしくは
指定機種に機種変更できます。
電池消耗消耗した電池を交換した場合は、交換代金(税抜)の80%以上を月々の利用料金
から割引、もしくはソフトバンクカードの「プリペイドチャージ」へ一括還元
します。
メモリーデータ
復旧サポート
水濡れ・破損によるデータを閲覧できない場合は、メモリーデータ復旧を無償で
利用できます。水濡れ・水没・破損したアイフォンは、データ復旧の成否にかか
わらず廃棄処分されます。
また、2013年8月28日以前の加入者は割引対象外となります。
ケータイなんでも
サポート
アイホンに関連する周辺機器のあらゆる「困った」をサポートします。
4-3.au(KDDI)の「修理代金サポート」

au(KDDI)では、まず「AppleCare+ for iPhone」を一括払いではなく月額払いのサービスを提供しています。料金については、「iPhone6s」「iPhone6sPlus」が月額600円(税抜)・初回のみ月額1,000円(税抜)で、それ以前の機種は月額550円(税抜)・初回のみ月額150円(税抜)となります。サポート内容は破損、水漏れなどの修理時に、1回につき11,800円(税抜)のサービス料で最大2回まで受けることができます。

「AppleCare+」月額払いサービスiPhone 6s,
iPhone 6s Plus
その他のiPhone
月額料金(税抜)600円(初回のみ1,000円)550円(初回のみ150円)
総額(計24回払い)14,800円12,800円
サービス利用料金Appleの「AppleCare+ for iPhone」と同内容
保証内容iPhone本体や付属品(バッテリー、イヤフォン、Lightningケーブルなど)の製品保証

また、「AppleCare+ for iPhone」と合わせて月額752円(税抜)の「紛失補償オプション(i)」に加入すると紛失や盗難についても保証してくれます。

月額料金(税抜)752円(初回のみ123円)
総額(計24回払い)3,619円
補償内容紛失や盗難によりiPhoneを際購入した場合に
「再購入補償金」として23,148円が支払われます。
申込み方法auショップ・au取扱店で申込み可能です。
尚、iPhone購入と同時の場合のみ加入できます。

更に、auスマートパスに加入すると「修理代金サポート」を受けられ、ソフトバンクと同様にアップルが行っているピックアップ&デリバリー修理サービスおよびApple正規サービスプロバイダで行われた修理に限り最大10,000円(税込)×2回のお見舞金を受け取れます。

支払い方法についてはこちらも月額料金での支払いとなり、機種に関係なく一律で372円(税抜)となります。

iPhone 6s/6s PlusiPhone 6/6 Plus/5s/5ciPhone 5/4S
お見舞金(税込)最大10,000円×2回最大7,800円×2回最大4,400円×2回

「修理代金サポート」を受ける場合は、サポートの申請書を提出する必要があります。「修理代金サポート」から申請書をダウンロード後、必要事項を記入して下記へ送付すれば、審査完了後に2~4週間の間で申請書に記載した口座にお見舞金が振り込まれます。

〒859-3226
長崎県佐世保市崎岡町2720-8
佐世保情報産業プラザ3F KDDIエボルバ気付
修理代金サポートセンター 行

「修理代金サポート」は、「AppleCare+ for iPhone」に加入していなくてもサポート対象ですので、iPhoneが故障した際はauスマートパスに加入しているか確認してみましょう。

尚、auスマートパスは、修理代金サポート以外に500種類以上の有料・無料アプリが使い放題サービスや写真や動画などのデータを50GBまで保存(非会員は1GBまで)できたり、au WALLETカードの不正利用時に最大10万円まで補償といった様々なサービスも利用できます。

5.すぐにバッテリー交換に行けない場合の応急処置

バッテリー交換及び故障時に、応急処置ができることと言えば外付けのバッテリーを使用することです。数日使用しなくても支障がなければ修理に出すまで特になにもしなくてよいですが、日常で使用したい場合は、外付けのバッテリーを購入して一時的な使用で利用してください。

ただし、バッテリーの劣化が始まるとバッテリーの膨張が比較的速いペースで進行しますので出来る限り早めの交換が必要です。バッテリーの膨張により液晶パネルが破損する場合もありますので、そうなると余計に出費がかさみますので外付けバッテリーはあくまで一時使用で早急に交換するようにしましょう。

6.交換修理方法の選択

Appleの「AppleCare+foriPhone」とNTTドコモ・ソフトバンク・au(KDDI)の保証プログラムの加入の有無を確認したら、バッテリーの交換修理の方法を選択します。保証サービスに加入していたらAppleの正規サービスプロバイダにお願いすれば話は早いですが、保証といっても交換するにも修理代はかかってしまいます。

バッテリー交換だけなら自分で修理することもできますし、格安で修理してくれるiPhone修理屋もあります。基本的に修理の方法としては以下の3つの方法があります。

  • iPhone5sのバッテリーを自分で交換修理する
  • Appleの公式サポートで交換修理する
  • 非正規のiPhone修理屋で交換修理する

こちらでは、3つの交換修理方法のメリット・デメリットについて、解説していきます。

6-1.iPhone5sのバッテリーを自分で交換修理する

iPhone5sのバッテリー交換は、バッテリーと分解用の特殊工具があれば、比較的簡単に交換することができます。iPhone5sは細かな部品が多いため、手順通りにバッテリー交換する必要がありますが、分解組み立てが得意な方や修理費用が持ったいないと思われる方にはオススメな方法です。

修理費用を抑えられる

なんといっても一番のメリットは修理費用を抑えられることです。通常、作業料が含まれますが、自分でiPhoneを修理する場合は、部品代だけで済みます。iPhone5sのバッテリーは安いもので1,500円ほどで特殊工具セットのものはもう少し値段がしますが、正規で修理依頼するよりは断然安く済むのがメリットです。ただし、特殊工具セットは簡易的なものがセットとされていることも多く、プロの修理業者の話では使い物にならないのが多いとのことです。

また、バッテリー交換にはフロントパネルを外す必要もあり、特殊な工具が必要となりますので、これらの工具も用意する必要があります。

すぐに使える

自分で修理しますので、交換が終わったらすぐにiPhone6を使用することができます。非正規の修理業者へ依頼する場合は、その場で作業して引渡しはできますが、店舗まで足を運ばなければなりません。また、Appleの正規サービスプロバイダでは、iPhone6本体を送らなければいけない場合もあるので更に納期がかかります。そういった点を踏まえると自分で修理した方が一番納期が短いというメリットがあります。

パーツの破損や部品損失の可能性が高くなる

iPhoneの修理をしたことがない方にとっては、バッテリー交換も不慣れな作業になります。不慣れな分、誤って正常な部分を破損させたり、ケーブルを切っていまいiPhone5sが正常に起動しなくなってしまうこともあります。

自分で修理する場合は自己責任ですので、慎重に作業するようにしましょう。

尚、iPhone4系のバッテリー交換は比較的簡単にできますが、iPhone5以降のバッテリー交換については、フロントパネルからバッテリーにアクセスする必要があり無事にバッテリーに辿り着いてもフロントパネルが破損することも多々ありますので十分に注意しましょう。

Appleの修理サービスを受けられなくなる

「AppleCare+foriPhone」に未加入であっても、通常のバッテリー切れであれば保証対象外金額で修理サービスを受けられますが、自分で修理した場合や、非正規業者へ依頼した修理、不正改造などによる損傷の場合は、修理サービス自体受けることが出来なくなります

仮に自分で修理して修理できなかった場合は、非正規のiPhone修理屋さんにお願いするしかありません。こうなるとバッテリー代だけで済んでいたのが、逆に高くつく場合もあります。自分でiPhone6を修理する場合は、しっかり考えてから行いましょう。

保証が一切ない

Appleの正規サービスプロバイダで修理依頼した場合で修理サービスによって不具合が生じた際は、製品保証の残りの期間と修理完了後90日間のうち、いずれか長い方が保証してくれます。非正規のiPhone修理屋さんの中でも30日保証といったような保証を付ける業者もいますが、自分で修理した場合は一切の保証が付きません。あるとしても部品購入の部品保証になります。

6-2.Appleの公式サポートで修理する

アイフォンに限らず、アップル製品のサポートを行っているのがGenius Bar(ジーニアスバー)になります。Genius Bar(ジーニアスバー)は、動作不良といった不具合から故障まで適切にアドバイスをしてくれたり、修理が必要な場合はその手続きまで行ってくれるサポートセンターのようなものです。

iPhoneが壊れた場合によく購入したNTTドコモ・ソフトバンク・au(KDDI)携帯ショップへ持ち込む方が多いですが、携帯ショップに持ち込んでも対応はできませんのでジーニアスバーに持ち込む必要があります。

ただし、ジーニアスバーは全国どこにでもあるというわけではなく、以下の地域のアップルストア内しかないため、地方の方にとっては利用しにくい環境ではあります。

ショップ名住所電話番号
Apple Store札幌〒060-0061
北海道札幌市中央区南一条西3-8-20
QB 札幌
011-209-8200
Apple Store心斎橋〒542-0086
大阪府大阪市中央区西心斎橋1-5-5
アーバンBLD心斎橋
06-4963-4500
Apple Store仙台一番町〒980-0811
宮城県仙台市青葉区一番町 3-10-24
022-722-3001
Apple Store名古屋栄〒460-0008
愛知県名古屋市中区栄3-17-15
エフエックスビル
052-238-2400
Apple Store渋谷〒150-0041
東京都渋谷区神南1-20-9
公園通りビル
03-6415-3300
Apple Store表参道〒150-0001
東京都渋谷区神宮前4-2-13
03-6757-4400
Apple Store銀座〒104-0061
東京都中央区銀座3-5-12
サヱグサビル本館
03-5159-8200
Apple Store福岡天神〒810-0001
福岡県福岡市中央区天神2-3-24
天神ルーチェ
092-736-6800

ジーニアスバーが近くにない場合は、Appleの正規サービスプロバイダであるアップルプレミアムリセラーに修理・交換の依頼をすることができます。こちらは、ジーニアスバーとの差はなく料金も技術も同等になります。

安心感がある

Appleの公式修理サービスですので、フロントガラスの純正のものを使用しますし、Appleの専任スペシャリストによって修理されるので安心感があります。正規サービスプロバイダに依頼した場合もAppleが認めたサービスプロバイダのスペシャリストが対応しますので、安心です。

保証が充実

Appleの正規サービスプロバイダで修理依頼した場合は、修理サービスによって不具合が生じた際に保障期間内または修理完了後90日間のいずれかで無償で保証してくれます。非正規のiPhone修理屋でも保証している場合もありますが、自分で修理する場合は保証は一切ありません。

修理費用が高い

Appleの公式修理サービスは、自分で修理や非正規業者に依頼するより割高になってしまいます。非正規の修理業者内でも価格競争が激しく格安で請け負ってくれる業者もありますので、修理代金を重視させる方にはネックになります。

今回のiPhone5sバッテリ交換については、9,400円(税抜)と比較的費用がかからない作業になりますが、故障内容によっては本体交換となる可能性もあります。そうなるとそれ以上に修理費用がかかりますので、まずはしっかり診断してもらいましょう。

データが消えてしまう

Appleの公式修理サービスは、データを残して修理することができません。修理に出す前に必ずバックアップをとるようにしましょう。

6-3.非正規のiPhone修理屋で修理する

iPhone修理は、必ずしもAppleの公式修理サービスを利用しなければできないというわけではありません。専門技術を持っているiPhone修理屋でも修理することは、可能ですがAppleの非正規業者になるため保証がなく公式修理サービスを受けられなくなります。

非正規のiPhone修理屋を選ぶユーザーの多くは修理代金の安さであったり、公式修理サービスでは対応してくれないニッチな修理にも対応してくれる部分にあります。ただし、全ての修理屋が高度な技術を持っているとは限りません。

中には悪質な修理で何度も修理代金を請求してくる悪徳業者も存在しますので、修理費用の安さでなく、安心安全なアイフォン修理業者を選ぶようにしましょう。

その場で修理してすぐに受け取れる

非正規のiPhone修理屋の多くは、その場で修理してすぐに引き渡してくれます。バッテリー交換であればものの数十分で修理完了となります。AppleStoreのように何時間も待つことはまずありません。また、Appleの公式修理サービスでは郵送する必要もあるため、すぐに修理してもらいた場合はオススメです。

期間保証付きの業者もある

非正規の修理業者へ依頼するとAppleの修理サービスを一切受けられなくなりますが、フロントガラスの交換によって生じた不具合に対して期間保証をつける業者もあります。こちらは、業者によって異なりますので、依頼する場合はしっかり確認しましょう。

修理業者の中では比較的修理費用が安い

修理依頼する場合は、Appleの正規サービスプロバイダにするとか、全国各地にある非正規の修理業者のいずれかになります。両者を比較すると正規で依頼するよりは非正規の業者に依頼した方が比較的安く済みます

データが消えない

非正規業者へ依頼する場合は、Appleの公式修理サービスと違ってデータを残したまま作業しますので、データが消えることはありません。

Appleの修理サービスを受けられなくなる

「AppleCare+foriPhone」に未加入であっても、通常のiPhone6画面の破損であれば保証対象外金額で修理サービスを受けられますが、自分で修理した場合や、非正規業者へ依頼した修理、不正改造などによる損傷の場合は、修理サービス自体受けることが出来なくなります

費用保証安全性納期パーツ品質
自分で修理××
Appleで修理××
非正規修理業者で修理

7.iPhone5sバッテリー交換の修理料金値段比較

こちらは、iPhone5sバッテリー交換の修理料金を「iPhone5sを自分で交換修理する」「Appleの公式サポートで交換修理する」「非正規のiPhone修理屋で交換する」毎にまとめた修理料金比較表になります。保証サービス加入の有無を確認し、総合的にどの修理方法を選択するか参考にしてください。

修理方法保証サービス加入の有無iPhone5sのバッテリー交換費用
iPhone5sを自分で交換修理する1,500~2,500円程度
※分解作業用に別途特殊工具が必要
Appleの公式サポートで交換修理する「Apple Care+ for iPhone」加入無料
※無料交換の要件を満たしている場合に限る
「Apple Care+ for iPhone」未加入9,400円(税抜)
NTTドコモの「ケータイ補償サービス for iPhone & iPad」9,400円(税抜)
ソフトバンクの「あんしん保証パック(i)プラス」「Apple Care+ for iPhone」加入無料
※無料交換の要件を満たしている場合に限る
「Apple Care+ for iPhone」未加入修理代金9,400円(税抜)×割引率85%=還元料金7,990円
修理費用:9,400円-7,990円=1,410円
au(KDDI)の「修理代金サポート」「Apple Care+ for iPhone」加入無料
※無料交換の要件を満たしている場合に限る
「Apple Care+ for iPhone」未加入修理代金10,152円-修理代金サポート7,800円=2,352円
非正規のiPhone修理屋で交換する4,000(税抜)~7,800円(税抜)程度

8.自分で交換修理する方法

こちらでは、iPhone5sのバッテリー交換方法についてまとめています。自分で修理する場合は、自己責任ですので、慎重に作業を進めてください。作業に不安な方は専門業者へ依頼することをオススメします。

1.iPhone5sの電源を切る

バッテリー交換作業に入る前に必ずiPhone5sの電源を切ってから作業をすすめるようにしてください。電源の切り方は本体上部にあるスリープボタン(電源ボタン)を長押しすると電源オフボタンが画面に表示されますので、タッチパネルを操作して電源をオフにします。

2.側面のSIMカードを抜く

安全面を考慮して念のためSIMカードを抜いておきます。SIMカードを抜く場合は、iPhone購入時に箱に入っていた付属品のピンを差し込んで押すとSIMスロットがでてきますので、そこからSIMカードを取り外します。

3.ライトニングケーブルのドックコネクタ両側にあるネジを外す

本体下部にあるドックコネクタの両側に小さなネジが2本あります。こちらのネジはペンタローブ(星形)という特殊なネジのため精密特殊ドライバーを使用して取り外します。

4.吸盤を使用してフロントパネルを開く

修理キットの中には吸盤が付いているものがほとんどだと思いますが、こちらの吸盤をフロントパネルのホームボタン上部に貼り付けて、少しずつ力を加えながらフロントパネルを開けていきます。イヤースピーカー側から引っ張ると液晶パネルのフレックスケーブルが破損しフロントパネルが使用できなくなります。また、勢い良く開くと指紋認証ケーブルが破損し、ホームボタンを交換しても指紋認証機能が効かなくなりますので、フロントパネルを開く際は十分に注意してください。

手元にヘラのようなものがある場合は、開いた隙間から差し込んで少しずつヘラに力を加えつつ引っ張っていくと楽に開ける事ができます。

5.本体右上のネジを外しケーブル固定板を取り外す

本体右上にケーブル固定板があります。こちらの四隅にプラスネジがありますので、プラスドライバーでネジを外し、ゆっくり固定版を取り外します。固定板を押さえているネジは全部で3種類ありますので、戻す場所が分からなくならないよう十分に気をつけて下さい。誤った場所に挿し込んでしまうと、最悪iPhoneが故障します。ネジが外れたら固定板を取り除きます。

6.フロントカメラセンサーケーブルを外す

フロントパネルと接続しているフロントカメラセンサーケーブルを外していきます。フロントカメラセンサーケーブルを始め4つのケーブルを外していきますが、ロジックボードに付いているソケットごと取り外してしまわないように注意してください。

外す場合は、ヘラを爪楊枝で少しずつ外していくと取り外しやすいです。

7.ホームボタンケーブルを外す

フロントパネルと接続しているホームボタンケーブルを外していきます。

8.デジタイザーケーブルを外す

フロントパネルと接続しているデジタイザーケーブルを外していきます。

9.ディスプレイデータケーブルを外す

フロントパネルと接続しているディスプレイデータケーブルを外していきます。

10.バッテリーコネクタ固定板を外す

ロジックボードとバッテリーを接続しているコネクタ固定板の2本のプラスネジを外してコネクタ固定板を取り外します。

11.バッテリーケーブルを外す

コネクタ固定板を取り外した場所にバッテリーケーブルのコネクタがありますので、そちらをヘラなどを利用して少しずつ取り外します。

12.バッテリーを固定している両面テープをはがす

バッテリーの上部小口部分にバッテリーを固定させるための両面テープが2枚貼られています。こちらをヘラなどを利用して少しずつはがしていきます。バッテリー下部小口にはテープ引き出し用のベロがあります。ベロは両面テープ2枚の両方と繋がっているので、ハサミで半分に切ってしまった方が剥がしやすいです。

13.バッテリーを取り外す

両面テープを全てはがしたら、ヘラなどを利用して空いたスペースに差込みてこの原理でバッテリーを少しずつ起こしていきます。

9.バッテリーを長持ちさせる方法

バッテリーは消耗品ですが、日ごろのちょっとした気遣いで長く持たせることは可能です。こちらではiPhoneの設定や使い方を見直すことでバッテリーを長持ちさせる方法をまとめていますので、参考にしてください。

  • 適切な明るさに設置する
  • 再起動し全ての処理を終了させる
  • iOS9にアップデートする
  • 使用しない場合はiPhoneの画面を下にする
  • iOS9機能の「低電力モード」に設定する
  • 未使用時の自動ロック時間を短くする
  • 視差効果を減らす設定をオンにする
  • ダイナミック壁紙を使用しない
  • 不要な通信やプッシュ通知をオフにする
  • 不要な位置情報サービスをオフにする
  • Wi-Fi環境をなるべく利用する
適切な明るさに設置する

画面が明るければ明るいほどバッテリの消耗が激しくなります。一番暗くすると充電の持ちは長くなりますが、その分見にくくなりますので、明るすぎず適切な明るさに設定しましょう。

また、「明るさの自動調節」機能もありますが、こちらは周囲の明るさの変化に対して、明るさを自動調節してくれますが、電力を消費しますので、オフにしてください。

設定方法は、面下部から上にスワイプすることで「コントロールセンター」を表示し、「画面の明るさ」を設定するか「設定」>「壁紙/明るさ」で設定できます。

再起動し全ての処理を終了させる

iPhoneのアプリを日常利用していると閉じずに裏で動作しているアプリがたくさんあります。また、正常に閉じたと思ってもエラーになり処理が正常に終わらないこともあります。

そうなると無駄にバッテリーを消費してしまいますので、一度iPhoneの電源を落としてから再起動かけてください。正常に起動することができたら消費電力を減らすことに繋がります。

iOS9にアップデートする

iOS9は、システムの各機能が見直されており、その中の1つとして消費電力を減らすための改良が行われています。iOS9にアップデートすることで、バッテリーの持ちが最大1時間は長くなっていますので、まだアップデートしていない方は検討してください。

使用しない場合はiPhoneの画面を下にする

こちらはiOS9にアップデートしたアイフォン限定の方法ですが、iPhone画面を下にすると通知を受け取っても画面がオンにならないようになっています。こうすることで節電になりますので、消費電力を減らすことができます。

iOS9機能の「低電力モード」に設定する

こちらもiOS9にアップデートしたアイフォン限定の方法ですが、iOS9の新機能として「低電力モード」が搭載されました。

低電力モードは、iPhoneを完全に充電できるまで電力消費が一時的に抑えられるモードで、こちらをオンにすると、メールの取得やAppのバックグラウンド更新、自動ダウンロード、一部のビジュアルエフェクトが削減またはオフになります。

これにより最大3時間バッテリーの持ちが長くなりますので、是非設定しましょう。

未使用時の自動ロック時間を短くする

iPhoneの機能として、一定時間なにも操作しなければロックがかかる「自動ロック」機能があります。こちらの自動ロック時間を短く設定することで、無駄な消費電力を抑えることができます。

設定方法は、「設定」>「一般」>「自動ロック」で設定できます。

視差効果を減らす設定をオンにする

アイフォン操作やアイコンの表示で動く場合がありますが、そういったものを視差効果と言います。操作やiPhoneの機能として、一定時間なにも操作しなければロックがかかる「自動ロック」機能があります。こちらの自動ロック時間を短く設定することで、無駄な消費電力を抑えることができます。

視差効果を減らす設定がiPhoneにはありますので、そちらをオンにするとアイコンの視差効果などユーザインターフェイスの動きを減らすことができ、電力消費を抑えます。

設定方法は、「設定」>「一般」>「アクセシビリティ」>「視差効果を減らす」で設定できます。

ダイナミック壁紙を使用しない

ロック画面とホーム画面に壁紙が設定できますが、静止画以外に壁紙が動くダイナミック壁紙というものがあります。こちらはiPhoneに標準であるものや専用サイトからダウンロードすることができますが、ダイナミック壁紙を処理すると電力を消費しますので、ダイナミック壁紙は使用せず静止画に設定するようにしましょう。

設定方法は、「設定」>「壁紙」で設定できます。

不要な通信やプッシュ通知をオフにする

アプリケーションの中には、アップデートの通知などAppleのプッシュ通知サービスを使用して知らせる機能があります。そのほかにも日常的に通信する機能もありますが、特に必要がなければそういったデータ通信量を減らすことで消費電力を抑えることができます。

「設定」の中にアプリごとの設定項目がありますので、そちらを1つ1つ確認し、不要な通信はオフにするようにしましょう。

不要な位置情報サービスをオフにする

アプリの中には情報位置の許可を求めるものがありますが、GPS機能はバッテリー消耗の原因のひとつです。これは、位置情報サービスはGPSを使用するため常に通信されバッテリーの消耗を早くします。

設定方法は、「設定」>「プライバシー」>「位置情報サービス」でオフにできます。

Wi-Fi環境をなるべく利用する

最近は、色々な場所でWi-Fiを利用することができます。3GやLTE回線をそのまま利用されている方もいらっしゃいますが、Wi-Fiを利用した方が消費電力は少なく済みます。

自宅でもWi-Fi環境があれば、積極的にWi-Fiを利用するようにしましょう。